初代黒田辰治の想い
明治の中頃、鉄道員であった初代⿊⽥⾠治は、あちこちの名物饅頭を⾷べるにつれ、「⾃分の手でうまい饅頭を作りたい」と思いを募らせ、創作に打ち込むようになりました。 1年の歳⽉を費やして、ついに独創的な饅頭を完成。 はじめは家族や親類を喜ばせるために作っていたのですが、やがて町の人にその評判が広がったのです。
草木饅頭の誕生
大正3年、⿊⽥家を創業。 「草木にうまい饅頭がある」と噂が噂を呼び、いつしか「草木饅頭」の名で親しまれるようになりました。 ひとつは地理的な条件が良かったのでしょう。 大牟⽥、飯塚は炭坑の町として有名で、多くの人が炭坑で働いていました。 炭坑での作業が終わった労働者たちが最初に欲したものは、たばこでも水でもなく「甘いもの」だったのです。砂糖が貴重だった時代、手頃に⾷べられる草木饅頭は多くの労働者の方たちに喜ばれました。
福岡・大牟田の郷土のお菓子として
平成元年には全国菓⼦大博覧会にて、総理大⾂賞の栄誉を授かりました。創業から90余年、草木饅頭が九州の和菓⼦として広く皆さまに愛されていることはこの上ない喜びです。
これからも心を込めて、この味を守り続けてまいります。
しっとりとした白あんをやさしく包み込みました
大正三年の創業時から変わらぬ味わい
【蒸菓】技を磨いて守り続ける黒田家の味
「しっとりとした皮と餡が織りなす調和」を大切に
黒田家が創業以来こだわり続けた「蒸菓」
とても奥が深いもので、上記の量や温度・時間の
わずかな差で、味が決まります。
黒田家は最上の蒸菓を作るために蒸し器から
創意工夫を重ね、手間暇を惜しまず
技を磨いてまいりました。
「日本の心と文化」
黒田家は、和菓子を伝えて行くことが
「日本の心と文化」を伝承することだと考え、
一品一品を丹精こめて作り続けてまいります。
黒田家は、和菓子を伝えて行くことが
「日本の心と文化」を伝承することだと考え、
一品一品を丹精こめて作り続けてまいります。
総本家黒田家は
福岡・大牟田に本店を構える老舗和菓子店です
明治の中頃、鉄道員であった初代⿊⽥⾠治は、あちこちの名物饅頭を食べるにつれ、「自分の手でうまい饅頭を作りたい」と思いを募らせ、創作に打ち込むようになりました。1年の歳⽉を費やしたのち、ついに独創的な饅頭を完成しました。そして⼤正3年、⿊⽥家を創業。「草木にうまい饅頭がある」と噂が噂を呼び、いつしか「草木饅頭」の名で親しまれるようになりました。これからも⼼を込めて、この味を守り続けてまいります。